新社長、爆誕
前期決算において大赤字を出し、金融庁からも業務改善命令を受け注目された。
今回の総会での一番の焦点はトップの交代だ。森川前社長が退任し、新社長にライバル行である東邦銀行系出身の加藤氏が新社長に就任を果たした。
このトップ交代で一番気になるところは、やはり経営統合。地銀再編というものだ。新トップの加藤氏が東邦銀行系出身であることで、東邦銀行と統合を考えているのではないかと憶測が蔓延している。
また、福島銀行と同県内に構える大東銀行の双方のトップ株主がTPJF(The Prospect Japan Fund Limited:《3528》プロスペクトの子会社)で一緒という点からも県内銀行統合の噂が出ている。
地銀再編にNo!
スポンサーリンクこの経営統合について新任の加藤氏は、福島銀行が単独で業績回復に努めることを貫くとし、統廃合は今のところ考えはないことを明らかにした。
また、再編は考えていないが、業務連携は考えていることも明らかにした。同じ福島県内の東邦銀行や大東銀行らと営業面での連携を進めたいとのこと。県外地銀との連携は可能性はゼロではないが「福島県内」での連携が好ましいとした。
経営の黒字化については、すぐに可能かはまだ何とも言えないが、できるだけ早く黒字化と復配を目指したい考えを示した。
マーケットの反応
スポンサーリンク株主総会を終えて、東京市場では後場に入り同行の株価は急落し、大陰線をつけた。ただ、本日のマーケットでは銀行業セクタがマイナス2.28%と、33業種別株価指数の中でトップに値下がりしており、同行の値下がりが同日開催の総会通過後の売りなのかは判断が難しい。また、同行は本年1月4日に958円の高値を記録しており、信用高値期日も到来する。
執筆:NYK
執筆日:2018/06/21
コメント
コメントを投稿