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【3528】プロスペクト - Pinnacle Renewable HD保有株数増を報告、狙うは!?

 東証二部上場の《3528》プロスペクトが8月末時点での再生可能エネルギー事業の進捗についてIR資料をUPした。従来の報告書のようにマンション分譲やハワイ案件についての記載は一切無いものだ。

  メガソーラー事業とRFPグループとの木質ペレット関連の共同事業の進展具合は想定内だが、8月末時点でPinnacle Renewable HD(カナダ上場)の株式を3月の6%台から8.308%に保有株数を増加させているという(実質の保有者はプロスペクトの子会社であるTPJFである)。

  Pinnacle Renewable HDはPREを子会社に持ち、工業用木材ペレットの世界有数の流通業者である。Pinnacle Renewable HDの時価総額は515.671百万CAD(2018.9.3) 依然としてPinnacle Renewable HDの保有株数増に関し、目的は不透明であるが、もしM&A等を仕掛けるのであればそれ相応の資金調達(借入や株式交換希薄化など)が必要となるだろう。

  本年4月付けでプロスペクトのアドバイザリーボードに元駐日カナダ大使を据えたことも気になるところではある。しかし、真相はまだ分からず、というところだ。

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 巨額の資金調達に関し、ロシアのRFPグループとの木質ペレットに関する共同事業と絡めて、ある機構から資金調達でもあれば面白い展開も予想されるが、いずれも思惑にすぎず、よく注視していきたいところだ。

  この事案にせよ、他の事案にせよ、次に注意すべき点は株式の更なる希薄化だ。今年の株主総会で発行可能株数を17億4000万株に増幅させているのでここはきちんと念頭に置いておきたい。


  ※当記事は投資を斡旋するものではございません。投資は全てにおいて自己責任で行いましょう。

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