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くすり

 創薬ベンチャーのラクオリア創薬が、寄り前から売りを買いが大きく上回る特別買い気配を集め、一気にストップ高まで持って行った。

中国


 同社は、2018年内に中国での合弁会社設立を目指している。ZTE Coming Biotech Co., Ltdとの医薬品の臨床開発を進めることを目的としたもので、出資比率はZTEが65%、ラクオリアが35%となる。

 ⇒この件で、ZTE側からの設立申請時期に関する回答が無いなどの不安要素も存在(2018.6.29同社IR資料より)

ファイザーから独立


 ラクオリア創薬は、疼痛と消化管疾患を主領域とする創薬ベンチャーである。19年12月期黒字化を目指している。株価は調整一巡感を強めている。
 

疼痛と消化管を主領域

 
 新規開発化合物創出を目指す創薬ベンチャーである同社は、炎症および神経性の疼痛と、胃食道逆流症(NERD)や過敏性腸症候群を代表とする消化管疾患を主領域として、適応症の追加などで研究開発対象領域の拡を進める。IOCNを基盤として、新規開発化合物の知的財産権を製薬会社に使用許諾契約によるライセンスアウトをする収益モデルだ。
 
 上市済み製品は、カンジダ症を適応症とするキャンディン系抗真菌薬のアニデュラファンギン(米国製品名Eraxis)、MRSA感染症を適応症とするグリコペプチド系抗MRSA抗菌薬のダルババンシン(米国製品名Dalvance)である。
 

パイプライン


 胃食道逆流症を主適応症とするカリウムイオン競合型アシッドブロッカーP-CAB(化合物コードRQ-00000004)が米国と日本でフェーズ1、胃不全麻痺・機能性胃腸症・慢性便秘を主適応症とするセロトニン受容体5-HT4部分作動薬(RQ-00000010)が英国でフェーズ1、下痢型過敏性腸症候群を主適応症とするセロトニン受容体5-HT2B拮抗薬(RQ-00310941)が英国でフェーズ1終了、胃不全麻痺・機能性胃腸症・術後イレウスを主適応症とするモチリン受容体作動薬(RQ-00201894)が前臨床、癌に伴う食欲不振および悪液質症候群を主適応症とするグレリン受容体作動薬(RQ-00433412)が前臨床、神経障害性疼痛(化学療法起因性冷アロディニア)を主適応症とするTRPM8遮断薬(RQ-00434739)が前臨床である。
 
 2017年2月に子会社化したテムリックは癌領域に特化した創薬事業を展開している。パイプラインは、再発または難治性の急性前骨髄球性白血病(APL)を主適応症とするレチノイン酸受容体作動薬TM-411(一般名タミバロテン)である。2018年3月には旭化成ファーマと、新規神経障害性疼痛治療薬候補のP2X7受容体拮抗薬に関するライセンス契約締結を発表した。今後は旭化成ファーマがRQ-00466479を有効成分とする新規治療薬の開発を前臨床試験から開始する。

黒字化目指す


 2018年12月期は赤字拡大の見込みだが、中期経営計画では19年12月期に黒字化を目指している。
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【2018/07/06 09:56】 | 日本株・日本経済
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