ベーシックインカム=「すべての国民が平等に給付を受けられる」制度
現行の社会保障=特別な事情などが発生した場合に給付される制度
つまり、ベーシックインカムでは「全ての国民が給付対象」なのに対し、現行法では「特定の事情にならないと給付されない」ということだ。ただ、勘違いしてはいけないのが「すべての国民が豊な生活を送れる給付」では無い。衣食住を中心とした最低限の保証が給付されるということを念頭に置いて頂きたい。
現行法での支給対象事例
罹患=健康保険から医療費大部分
最低限の生活が出来ない=生活保護
特定の年齢=年金制度
など
つまり上記事項で考えると、健康で収入があって特定の年齢に達しないひとは何の得も無い制度だ。
対する「ベーシックインカム」制度はこういった特例を無くし、全ての国民が平等に一律の給付を受ける。(但し、特例付きベーシックインカムも有り得る)
ベーシックインカム制度導入で考え得るメリット
①「すべての国民が平等」なので「0歳」から給付対象となり、少子化対策
②より豊かな生活を求める場合は制限なく働ける
③将来、貰えるかどうかも分からない年金よりも現実味がある
④働きすぎの「日本人」にはもってこいの制度!?時間にゆとりができ豊かな人間に
⑤本当の意味で「生活が困難」な人間は保障を支持するが、法的抜け穴を使って無駄に「生活保護」を利用する人間を淘汰できる
⑥医療費を抑えられる
(医療機関では生活保護は医療費の100%が自治体(働く皆様の血税)から支給されるので不必要な検査などを上乗せされている場合があり、それを抑制できることはもちろん、受診者も窓口負担が無いのでちょっとしたことで点滴などに訪れることが多くそれも抑制できる)
⑦貧困層が減少する
⑧起業失敗リスクの軽減で、自立・起業者が増加する
⑨投資が増える
ベーシックインカム制度導入で考え得るデメリット
①平等に給付を貰えるので労働意欲を奪う
②生活保護などが無い為、貰った給付金の自己管理をきちんとしなければならない
③給付金を使い切ってしまって他に収入が無い場合は全て自己責任
④ベーシックインカムの財政源と国民の税金はどのようになるのか
といった形でメリット、デメリットが考えられる。しかしデメリットも考え方と保障内容次第ではメリットにも成り得る。例えばデメリットに労働意欲を奪うと記載したが、当該制度では生活に必要最低限な給付が成されるのみであり、豊かな生活を送る為に少しでも稼ごうとする人間も存在するはずだ。
ベーシックインカムで求められるのは「自立」である。せっかく給付されたお金を無駄遣いして貧困に陥っても国は助けてくれないので「自己管理」をきちんとすることが大切だ。
NYKはベーシックインカムを支持するかしないかというと、どちらかといえば「支持する」。皆が平等に給付を受け、豊かな暮らしを求めたければ働く。これは生活する上で基本的なことである。既述したように、平等な給付を受けているわけで、計画性の無いつかいかたをする人間は、その後の保障を受けられなくても自己責任である。それ故、今まで以上に、きちんとした管理が必要だ。
つまり、きちんと管理さえできれば怖いものは無いのである。試験導入でもなんでもしてみるべきだと我々は考えている。
NYK
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