ドルの初売り
2019年1月3日、商いの薄い時間帯にドルが対円で104円台前半に急落した。ドルの初売りが大安売りで行われた状態である。これを受けて日本経済新聞は「円相場、一時104円台に上昇 アップルの業績下方修正で」というタイトルで以下の記事を出した。
(以下、引用:日経新聞記事)
「米東部時間2日夜の外国為替市場で円が急伸し、1ドル=104円台後半まで上げる場面があった。世界景気の減速懸念に加え、2日夕にアップルが2018年10~12月期の売上高が9四半期ぶりに減収となったようだと発表し、投資家心理が急速に悪化した。時間外取引で米国株が下落し、リスク回避の円買いが膨らんだ。
アップルは10~12月期の売上高が前年同期比5%減の840億ドルだったようだと発表した。中国の景気減速の影響が想定より大きかったという。時間外取引で同社株が急落し、他のハイテク株にも波及。投資家がリスク回避に傾き、米長期金利が下げ(債券価格は上昇)、相対的に安全通貨とされる円が買われた。ニューヨーク市場では「急に円買いが殺到し、市場参加者の間で動揺が走っている」との声が聞かれた。」
(以上)
NYKの見解
本日、日経平均株価も一時700円超え大暴落している。ドル円は107円台中盤に戻している。まさに乱高下だ。日経の記事の内容は共感する。米アップル引き金の相場悪化とみても良いだろう。
だが、いくら米アップル業績悪化だからといって、今回のドル円急落はどうみても”おかしな”出来事であり、違和感を感じる。AI(人工知能)取引が招いた事態でもあるようだ。結局、人類は現時点でも、自分たちの創り出したAIに振り回されているということだ。先が思いやられる。暴落のトリガーさえ引かれれば、投資家たちのロスカットの嵐で、ロスカットがロスカットを呼び今回の大暴落を招いたというシナリオ。
儲かった人間、機関はだれか…これが重要だ。暴落は損する人間がいる反面、大儲けしている連中もいる。NYKでは何者かが今回の暴落を”仕掛けた”可能性も考慮している。
「売り」で商いの薄いところで急落させ、底値で「買い」転換だ。商いが薄いのである程度の資金力がある者ならば可能な芸当だ。これが本当であるかどうかは分からないが、もし本当であったならこれは許されない操縦行為に値すると考える。
このようなことがまかり通っている以上、年末年始や長期休暇の前には、ポジション自体を完全に外しておいた方が無難である。今後の教訓にして頂きたい。NYKは年末に為替の全ポジションを解消していたので今回の急落被害は避けられた。みんなの大切な「お金」、例え1円でも損をしない選択肢をしましょう。
※当記事は投資を斡旋するものではありません。投資は全てにおいて自己責任で行いましょう。
※当記事には我々の独自見解と、想像を含みます。
NYK
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