●大株主など
大株主に(株)ビッグサンズと光通信
光通信グループと資本・業務提携し、会社再建中である。
●事業
デジタルサイネージ、LED照明、電子レジ等を手掛ける。
●キャッシュフロー
営業CF及び財務CFマイナス
平成29年期決算では営業・経常共にマイナス(赤字)
平成30年期決算で微益ながら黒字転換目指す
※過去実績は上方修正0回、下方修正3回
●TBグループへの期待と思惑
現状の業績のみを見た場合、到底投資に値する企業とは言い難い同社株。
しかし2020年を見据え今後の活躍の場が期待できる可能性がある。
同社の中でも一段と光る「デジタルサイネージ」分野。
総務省は2020年に向けた社会全体のICT化推進に関する懇談会の開催し、当該アクションプランとしてデジタルサイネージの推進を掲げている。
デジタルサイネージによる観光情報等個人に最適な情報発信を行う。
そしてクラウド技術を活用したデジタルサイネージによる相互接続の確保、ICTショーケース、緊急災害情報提供等最適な情報提供基盤の構築を創出。
TBグループがどこまで絡めていけるかは未だ未知数だが、期待したいところだ。
TBグループは(株)エムモビリティの主要株主にも名を連ねる。エムモビリティは同社の大株主である(株)ビッグサンズのグループ企業だ。
このエムモビリティ社はIoTソリューション及びフィンテック事業の企画・開発なども手掛けておりここにも様々な思惑が交錯する。
●まとめ
現在の業績はハッキリ言って「悪い」。営業赤字に加え、経常の赤字は痛いところ。過去に下方修正を数回行っているのも気に係るところである。
だが、事業内容は2020年に向けた政府方針、オリンピック関連として合致しており、期待はしても良い。
時価総額が72億円程度なのでTOB等を仕掛けられる可能性も否定は出来ず。
以上を考慮し、思惑で買いも良し。しかし、財務的懸念残るためリスク管理徹底せよ。
※当該記事は投資を斡旋するものではございません。投資はすべてにおいて自己責任で行いましょう。
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